Q.学校の教育方針や校風、伝統について教えて下さい。
校訓の「自律 創造」のもと、心豊かでたくましく未来を拓く生徒の育成を目的に、教育目標を「考動」として、よく考え判断し動くことのできる人を育てることに取り組んでいます。
昭和58年4月に開校した本校は、地域からの力強い支援のもと、県内でも教育力のある学校として発展してきました。
これまから生徒の学ぶ意欲を大切にした授業づくりに取り組み、生徒の活力が発揮される部活動でも素晴らしい成果を示しています。
特にボート部、ラグビー部は、全国大会、近畿大会の常連であり、他の部活動でも多くの生徒が活躍しています。吹奏楽部、美術部の活動も他校から一目おかれる存在です。
Q.制服を変えた理由を教えて下さい。
令和3年度からの新学習指導要領全面実施や、令和4年の創立40周年を控え、新しい時代にふさわしい瀬田北中学校へと進化すること、また、瀬田北中学生としての自信や自覚を高め、自律心と創造性の醸成を目指して制服を改定します。
今回の改定では、自分で考え判断し行動できる人を育てることをねらい、季節や自分の健康状況を捉え、生徒自身が「制服」という枠で、自分の着たい服装を考え選ぶ「考え動く」生徒を育てることを目的としています。
Q.キンロック・アンダーソンを採用した理由を教えて下さい。
考案いただいた世界に一つだけのチェック柄には、スクールカラーの紺碧、瀬田川をイメージする水色があしらわれ、アクセントとなるゴールドにはきらめく個性が表現されています。
瀬田北中学校のこれまでの営みや特色、また地域の特色ある景観を取り入れたデザインは、瀬田北中学生としての誇りを高められる制服、地域からも注目いただける制服となりました。
Q.生徒の反応はいかがでしたか?
在校生の想いをつないでいく取組として、制服の基本デザインや胸につけるエンブレムデザインを募集しました。エンブレムについては、後輩たちに伝えたい瀬田北ここにありという「想い」が形として示すことができ、未来へとつながり発展していく願いをこめることができました。決定にあたっては全校生徒による投票と保護者との話し合いを進めました。
文化祭では新制服をお披露目する生徒によるファッションショーを実施し、新しい制服のよさを生徒みんなで共有しました。ステージに立つモデルの生徒の姿を見て、「かっこいい」「着てみたい」というたくさんの声を聴くことができました。地域や小学校への説明会でも新制服を着て説明したいという生徒が多くあり、女子のスラックスについても選択肢が増えたことをうれしくとらえています。
Q.新制服を着る新入生へのメッセージをお願いします。
どこにもない瀬田北中だけのオリジナル性を表現した制服を着用することで、本校の理想とする生徒に成長することを願っています。
〇自分の個性や能力を発揮し、学校や自分をもっと好きになってほしい。
〇瀬田北中学校で学ぶことを誇りに思い、さらなる成長を目指して考動できる生徒になってほしい。
〇自分と他者のよさに気づき、ちがいを乗り越えお互いを認め合う瀬田北中学生徒に成長しいほしい。