Q.学校の教育方針や校風、伝統について教えて下さい。
加茂暁星高校は、西村大串禅師(大昌寺住職・東京帝国大学文科英文学科卒)により大正9年に加茂朝学校として設立されました。地域の青年たちの「勉強がしたい」という強い思いに突き動かされ、働きながら学べるように、朝4時から6時までお寺の本堂で講義をしたことが始まりです。
暁星とは夜明けの空に残る星です。そして、本校の名前の由来は、大志をもって暁の星の下で学業に励む青年たちのその姿です。それは100年を迎える今でも変わりなく、向学心を持つ生徒に、熱心に、そして親身になって指導する伝統が受け継がれています。
Q.制服を変えた理由を教えてください。
当校は2020年9月10日に創立100年を迎えます。その記念事業の一貫として、制服のリニューアルを行うことにしました。当校のスクールカラーは暁の空を見ながら学んだ朝学校に由来するエンジです。そのエンジを取り入れたデザインにすることで、100周年という節目にふさわしい制服に刷新し、新しい伝統をつくっていくためのシンボルにしたいと考え変更しました。
Q.キンロック・アンダーソンを採用した理由を教えてください。
一番の理由はオリジナリティを求めたからです。暁(誇り)を表現するエンジ、夜空(調和)を表現する紺色、洗心(清らかな精神)を表現する白色、現在の制服(伝統)を表現する水色を使った、世界に一つだけのタータンチェック柄として認定を受けることができるので、加茂暁星高校の新たなイメージとして、アピールしていくことが可能です。制服だけでなく、パンフレットやポスターなど、様々な場面で活用していきたいと思います。
Q.生徒のみなさんの反応はいかがでしたか?
説明会や発表会で展示しましたが、大変好評です。特に、ブレサーの色が学校のイメージに合っていてかわいいという感想が多く、独自性も高く評価されています。また、ブレザーとスカートのデザインや色のバランスが良いという声も多く、生徒が愛着を持って着てほしいと願っています。
Q.新制服を着る入生へのメッセージをお願いします。
加茂暁星高校をイメージした、オリジナル色のジャケットと、キンロック・アンダーソン認定の世界に一つだけのタータンチェックスカートという素晴らしい制服ができました。この制服には、創立100周年を迎え、これまでの伝統を引き継ぎつつ、新たな伝統を作っていこうというメッセージが込められています。誇りを持って着用してください。
インタビューを受けていただいた方のお名前:西村 香介 校長
学校HP URL:http://www.gyosei.ac.jp/